主としてX線などの放射線を用いて疾患の診断と治療を行なう診療科です。診断分野ではCT・MRI・血管造影などの画像診断、治療分野では放射線を使用して悪性腫瘍等の疾患の治療を行ないます。近年では他に核医学分野も設けられ、RI(放射性同位元素)を用いた検査や画像診断なども行なわれています。
単独で成り立つ診療科ではなく、各種診療科をサポートする科といえるでしょう。放射線を用いた診断は各科の診療を支える基盤となっています。放射線を用いた治療は疾患の完治を目指すだけでなく、疾患の症状を緩和する役割も担っています。いずれも他診療科との連携が重要となる科ですので、知識や技術だけでなくコミュニケーション力もポイントとなるでしょう。
放射線科の医師には診断と治療の2種類の知識と技術が求められます。現状では診断分野の求人が多いものの、大学病院・総合病院では2分野の診療科を設けているケースも多いので治療分野の需要も高まっていくと考えられます。診断分野ではシンチグラフィ検査などに代表される核医学も注目されています。
診断分野では各診療科との連携のもと、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像検査)、超音波、血管造影などを行ない検査結果などの情報を当該診療科に報告します。治療分野では放射線を利用して、各診療科との連携のもと悪性腫瘍(癌)などの治療を専門的に行ないます。
腫瘍(口腔・肺・頭頸部・脊髄・前立腺・子宮)、悪性腫瘍(脳腫瘍・食道癌・肝臓癌・胃癌・直腸癌・白血病・悪性リンパ腫・小児癌・転移性腫瘍)、良性脳腫瘍(髄膜腫・ケロイド)などが挙げられます。